専門でやっているとは言え、久しぶりに見落としてしまっていた。
今月に入って、今日は2回目。3か月ぶり位でいらした患者さん。
普段は、いつもその腕から振舞われる繊細な料理で、多くの観光客を魅了している事だろう。肩から腕に掛けて痛いって事で、今月の初回の施術では一旦楽になったとの事で、その時は終了した。しかし、連絡があって本日2回目となった。「まだ腕が痛い」。おかしい。前回あれだけ調整したにもかかわらず、何処か見落としていたのか・・・。セオリー通りに、頚椎から鎖骨、肩甲骨の調整を行う・・。しかし痛みは変わらない。途中でハっとした。肩や腕では無い。胸椎なのだ。デルマトーム上では頚椎だけでなく胸椎からの神経も支配されている上腕骨。・・・慌てて背骨を触診して行く。やはり1番2番の動きが悪い。おまけに3番まで動きが悪くなっている。矯正してその後はスッキリされた様だ。
自宅に帰った後も私は反省するばかり・・。なんせ素人じゃあるまいし、こんな初歩的なミスをやっちまった。最初にキチンと診ていればかなり楽であっただろう。胸椎からの痛みは結構しんどい。肋間神経痛などは息を吸うだけで痛い。きっと我慢して数日過ごしていたに違いない。初手の失敗を説明したにもかかわらず、笑顔でまた来ますって言って頂いた。・・・本当に有難う御座います。しっかりまた結果を出せる様に致します。